麻生大浦荘

飯塚市へ、麻生大浦荘に紅葉を見に出かけた。
新飯塚駅前はマンション工事で大賑わい。
その一つ通りの向こう、なだらかな坂道の先に大浦荘はある。
11/23~11/30の8日間、紅葉を市民に楽しんでもらおうと無料開放される。
さすが麻生さん、太っ腹。



正面玄関には丸く剪定された大きな樹木がある。

遠くから見ると一本の樹木のように見えるが実は、
ヤマモモとキンモクセイ・ギンモクセイの寄植え(?)適当な名称が浮かばない。
よく見ると微妙に葉の色が違うのが分かる。


建物は書院造で、和室には違い棚を備えた立派な床の間がある。
茶室としても使ったのであろうか、廊下の先には蹲(つくばい)らしきものが
見える。(大きな石をくり抜いてできている。)

芝生の庭は大層きれいに手入れをされており、
山際に植えられた紅葉も見事に色づいていた。目にごちそう。


以下、飯塚市観光協会HPよりちょいと拝借。
春と秋に特別公開される麻生大浦荘は、「筑豊御三家」のひとつに数えられた麻生家の初代、太吉の長男、太右衛門の住宅として建築された麻生一族の住宅のひとつで、数寄を凝らした和風入母屋書院造りが美しい邸宅は大正末期に建てられたと云われています。1階773.4平方メートル(約234坪)2階62.7平方メートル(約19坪)の広さを持つ大浦荘の建材は主に桧と杉、柱は四方柾に製材されており非常に高価な木材が使用されています。また欄間にも精緻細工が施されており、贅を尽くして建築されたことが伺えます。


以下wikiより
筑豊御三家:福岡県中部の筑豊地方に地盤を置く地方財閥、麻生・貝島・安川のこと。
それぞれ麻生太賀吉、貝島太助、安川敬一郎が創始者。
出身の違いはあれど、三者とも埋蔵されていた明治初年の筑豊炭田採掘から身を起こし、それで蓄えた財産を元手に政界への進出や他の産業への経営・投資を行ったことで共通している。また、地方の名家や政界有力者との知遇を得たり、時には縁戚関係を結ぶことで自らの事業の一助とした点も同様である。石炭の産業で財をなした筑豊の財閥。
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このうち麻生家は言わずと知れた福岡の巨大コンチェルン。
麻生家の創始者麻生太賀吉の長男、麻生太郎さんは内閣総理大臣経験者で、
超有名な自民党議員さん。ニヒルな長老議員。
安川氏は安川電機で有名。貝島家は今は企業としては残っていないようです。


追記:飯塚の帰りに秋月城址へ紅葉狩りに出かけたが、
   紅葉は既にほぼ終わっていた。
   が、しかし人出は大変なもので、メインの道路は大渋滞。
   茶店や売店も大賑わいの様子でした。
   紅葉が終わると秋月は元の静かなたたずまいに戻ります。