48回目 初稲刈り

黒川復興プロジェクトに応募して、人生初の稲刈りを体験した。
石や流木が流れ込んだ田んぼや水が残っている田んぼは、
コンバインでの作業がしにくいので、人の手で稲を刈り、
その稲の束をコンバインの近くまで持って行き、稲こきをする。
田んぼは先日の雨でひどくぬかるんでおり、長靴がとられ、転ぶ人が続出。
転ばないまでも、長靴が泥から抜けず往生する人も出た。
天候が良かったので気温がどんどん上がり、作業中は汗がかなり出た。
飲み物は1.5L持参したが、午前中で飲み干してしまった。
昼休憩の時に、休憩所に充てられていた被災者宅(以前二度ほど活動したお宅)で
水道を借りて、飲料水確保。それも午後からの作業であっという間に飲み干した。
稲刈りはそう体力は使わない。ただぬかるに足を取られるのが、一番難儀。
10時前から作業して、3時半に終わったが、気持ち良い疲労感があった。
終わってから藤井養蜂所のはちみつソフトを食べて、田主丸の鷹取の湯で
ぬるめのお湯で居眠りしながら体を休めて、6時半に帰着。


今日は報道ステーションのテレビクルーが取材に来ていた。
(数日前にも一度来ていたようだ。)
知らないうちに、ぬ~っと後ろから近寄り、こちらの作業の動画を取っている。
顔は映されなかったようけれど、ちょっとね・・・気にしすぎ?
が、テレビで被災地ボランティアの事が放映されると、
興味を持ってくれる人が増える可能性があるし、募金の事もある。
テレビ放映のプラスの影響は大きい。
声に出して拒否することもできないから、見えないふりしてカメラから遠ざかった。
コメントを求められないように、テレビクルー近寄ると作業の場所を何度かかえた。
田んぼのオーナーさんやNPOのスタッフは結構長い時間取材を受けていたが、
どれだけ放映されるかは、わからない。
大きなニュースが入れば全部お蔵入りになることもあるようだ。