黒川へ(再)

雪混じりの中、黒川での作業はとても楽しい。
今日集まったメンバーはほぼ常連の人たちで、
仕事のできる人達ばかり。そして思いやりのある人達ばかり=口は悪いけど。
キツイ冗談も軽く受け流し、作業の指示もストレートに言いやすい。
作業自体は結構なボリウムがあり、体力は使うがストレスはほぼないのがうれしい。
もしかしたら自分の周囲の人はストレスを受けているかも・・・


今日は、田んぼの用水路の復旧工事。
土砂や岩、流木が入った田んぼはまだ来年田植えをするかどうか未定。
だがもし田んぼのオーナーさんが田植えをしたいと思っても、
用水路が使えないと稲作はできない。
来年の田植えに備えて流木や土砂で埋まった用水路、約500mを
15人態勢で泥出し作業する。
先発隊は草刈りをして、後発の泥出し作業に支障が出ないようにする。
泥出し隊はスコップや十能(じゅうのう)でどんどん泥を出していく。
プロジェクトリーダーの柏田さんは今日一日で体の半分くらいが済めば御の字と
思っていたらしいが、ほぼ8割以上進んだ模様。
「明日の作業を前倒ししてしまった。」と言う新しい問題を抱えてしまった。
が、明日になればまた新しい作業を考え出すのが、柏田リーダー。


ボランティア活動で何が難しいかと言うと、仕事とメンバーのマッチング。
依頼主の方の意図をくみ取り、作業を組み立て、資材を準備する。
人の手配をして、作業の内容を説明する。と同時に、これから先の予定を組む。
ボランティアの常連メンバーはその柏田さんの仕事をよく理解しているから、
細かい作業内容を指示されなくても作業は正しく進んでいく。
本当にドンドン進むし、メンバーからいろんな提言がなされて効率よく作業が進む。
ボランティアのスキルが低いと、細かいところまで作業の指示が必要。
更には間違った作業をする事ある。
そんな時相手を不快にさせないように訂正するのは骨が折れると思う。
黒川の復興に用意された時間は2年。この2年の間にどれだけ元の姿に、
あるいは新しい姿に変貌できるかがかかっている。
ガンバレ柏田さん。