簡易トイレ

被災地で大きな問題となるのがトイレ。
上下水道が被害を受けると、水洗トイレが使えなくなる。
今ではどんな田舎でも水洗トイレ(下水・浄化槽)が普及しているが、
そのトイレが使えなくなると、これは大きなストレスになる。
水を使わないくみ取り式であっても、長期間使うことは不可能。
今まで、コンサートやイベントの際はくみ取り式の簡易トイレが使われてきたが、
不衛生で臭いも強く、女性には使いづらいし、中身(!)の回収も大変。
今回杷木VCに設置されていたのは、自己完結型水洗トイレ。またはバイオマストイレ。
製造する会社によって呼び名はいろいろ。このトイレを軽トラに載せて使用していた。
上下水の配管は不要で、流した水をその場で処理して再利用する、画期的なシステム。
実際使ってみて、ほとんど臭いはしなかった。
どこにでも簡単に移動でき、設置したその瞬間から利用できるのはとても効率的。
昨日のボランティアのメンバーに、このシステムを開発する会社のスタッフが参加。
この循環式のシャワーもあるそうだ。まったく知らなかった。
色々な話が聞けて面白かった。わざわざ東京から来てくれた若い三人組に感謝。


(画像はイメージです)