色褪めし アジサイ我に 何を言う

花の中で何が一番嫌いかというと、茶色く変わったアジサイの花。
これまでは、よその庭を見て「さっさと切れよ」と
心の中で毒付いていたけれど
今年のわが庭は「色褪めしアジサイ」だらけ。
おまけに大量の雑草付き。はい、本当にみっともない。
早くやればよいと分かっていても時間が(気力が)ない、
全部落とすにはかなり手間がかかるんだと、
毎日てんこ盛りの言い訳しながら泥出しや
学童の仕事に出かけている。


そんなアジサイの枯れ花は我に
「汚いからさっさと切ってくれよ」と言ってるのか、
それとも「お前も俺たちと同じ朽ちかけた人生だよ」なのか。
アジサイが何か言う事は稀だから、妄想だと思う。
(稀にでも言うのか!)
もっともアジサイは来年も花を咲かせる。
それに比べて人間は・・来年のことを言えば鬼が笑う。


今日も妄想にお付き合いいただき有難うございます。